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女の子は普段着のスカートでけいこ
けいこは火曜と木曜の夜6時半から8時まで。習いごとや学校のクラブ活動をかけもちしている子どもが多いため、全員で集まるのが大変なのだとか。指導するのは本郷神楽団の団員で、河野さんを含めて3人。神楽をやっている家族がいても保護者が子ども神楽を手伝うのは年に一回の衣装や道具の修理のときだけ。指導はすべて先生にまかされています。
子どもでも指導に手かげんはない(左)、そばで指導する先生方(右)
はやし方は練習中ずっと正座していなければなりません。ふつうは足がしびれてしまいますが、団の小学生はみんな何ともないそうです。舞い方は口上と呼ばれるせりふを唱えます。昔の言葉なのでむずかしいですが、神楽口上台本(かぐらこうじょうだいほん)の漢字にはすべてひらがなをふって低学年の子どもにも読めるようにしてあります。それでも動きながら台本を読むのはむずかしいですし節回しもつくので、たいていは先生が口にして子どもたちがそれをまねする形でおぼえていきます。舞い方はなんといっても形がさまにならないといけませんから、先生の指導もひときわ厳しくなります。まさに手取り足取りで、形の悪いところを直していきます。
1時間以上正座するはやし方
けいこが終わるころは真っ暗になっています。同じ方向の友達と一緒に自転車で帰るか、家の人が車で迎えに来るのを皆で待ちます。こうやって練習以外の時間でも仲間とのつながりが深まっていきます。