Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 子どもクラブ > 神楽 > 本郷子ども神楽団の歴史
一の宮大歳(おおとし)神社
神楽がさかんな地域といっても、最近は町内の神楽団に新しく入る団員が少なくなり、団の将来が心配されるようになりました。ちょうどその頃、団員の子どもたちの中から「お父さんのように神楽を舞ってみたい」という声が上がってきたことから、現在代表をつとめる河野良久(こうのよしひさ)さんの呼びかけで、地元本郷地区の「一の宮大歳(いちのみやおおとし)神社」の宮付き神楽団として「本郷子ども神楽団」がうまれました。
本郷子ども神楽団の皆さん
河野さんも高校生のときに同好会をつくって神楽をやってきた経験があります。就職で大阪府に出ていた時代も、衣装や楽器をあちこちから借りて、芸北神楽を紹介してきました。安芸太田町に戻ってきてからも「この伝統芸能の歴史を絶やすことなく、なんとか世の中に広めていきたい」という思いから世話役を買って出たそうです。
団員は現在25人。男子が4割、女子が6割という比率です。昔、神楽は男性にしか許されていませんでしたが、最近は大人の神楽団でも女性の方が積極的に参加するようになってきて、女性だけの神楽団もできたほどです。