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子どもクラブ

茶道


今村くんとお茶

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小学校4年生の今村くん。

お母さんを通して触れた茶道

 宗屋さんの従姉妹の子供にあたる今村瑛佑(えいすけ)くんは小学4年生。もともと和菓子が大好きで、抹茶は小さな頃から飲んでいました。おばあちゃんの指導で5歳からお茶の練習を始め、時々、宗屋さんにも稽古をつけてもらっています。


 「みんなはお菓子を食べてからお茶を飲むけど、僕だけはお茶のあとにお菓子。どら焼きやまんじゅうが大好きで、最後に食べるのがおいしいよ」と瑛佑くん。


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盆点前。これから薄茶を点てます。


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お茶碗に湯を入れる。


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今村くんの点てたお茶を飲む千さん。

 この日は宗屋さんの指導でテーブルの上で行う盆点前(盆の上に一通りの点前道具をのせ、手軽に薄茶を楽しむ点前方法)の練習をしました。


 「左手に棗(なつめ)、右手に茶杓(ちゃしゃく)を持つんだよ」


 「抹茶はもう少し多めに入れて」と宗屋さんの指示に、瑛佑くんはちょっと緊張した面もちで点前を稽古します。瑛佑くんが点てたお茶を飲んだ宗屋さんは「ちょっと薄めだけど、よく点ててあっておいしいよ」と一言。瑛佑くんは自分用にもお茶を点てて、しっかり最後まで飲みきります。


 最後に茶碗をすすぎ、道具をもとの位置まで戻す点前を勉強します。一通り済んだら、瑛佑くんはホーッとため息。


 「いつもこうやって習うんだけど、とっても緊張する。早くお菓子が食べたいよ」と、ようやく笑顔に戻りました。


将来やってみたいこと

 「ずっとお茶の稽古をしていたから、正座は得意。45分くらいは平気だよ」という瑛佑くん。薄茶の点前は一通り勉強したことがあるので、これからはもっと難しい点前に挑戦したいと言います。小学校の友達を招いて茶会を開いたこともあるのですが、他の子どもたちは正座が苦手で、長時間、茶を飲むことに集中することができませんでした。


 「みんなまじめにやろうとしたんだけど失敗。もう少し大人になったらやろうかな」と瑛佑くん。彼が主催する素敵な茶会が開かれる日が楽しみです。