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子どもクラブ

有田焼


学校で有田焼を学ぶ

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今回の小さな巨匠

 佐賀県武雄市に住む山口博嗣くんは、焼き物の勉強をしようと思い、今年の春まで佐賀県立有田窯業大学校へ通っていました。山口くんの家は、もともと多々良焼(ただろうやき)の窯元。しかし、山口くんは焼き物の基礎を身に付けようと大学校に通うことにしたのです。


 佐賀県立有田窯業大学校は、陶磁器に関する専門知識や技術を教えてくれる、世界でも珍しい学校です。焼き物の町・有田ならではの学校といえます。なにしろ校長先生は、人間国宝である14代酒井田柿右衛門(さかいだかきえもん)さんという、日本でとても有名な陶芸家なのです。学校は、専門課程と研究課程、短期研修コースがありますが、山口くんは、ここで2年間ロクロの勉強をしました。


 佐賀県立有田窯業大学校があるのは、有田の町の中。中庭をはさむように左右に校舎が広がる1階建ての建物は、とても開放的です。ここは普通の学校と違い、机がずらりと並んだ教室は見あたりません。ここでは焼き物を作ることが第一の勉強なので、教室は「絵画室」や「成形室」「窯室」「工作室」「彫塑室」といった、実習型の教室がほとんどなのです。


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小さな巨匠の手