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子どもクラブ

有田焼


有田町を歩いてみよう

 有田は九州・佐賀市の西に位置し、人口は約1万3500人。面積は27,09平方kmという、小さな焼き物で有名な町です。町の中には標高300~600mの山々が連なり、森林が町全体の約7割を占めています。その山の間を流れる有田川は、町の中央を流れ、やがて伊万里湾という海につながっています。そんな有田の町は自転車で回れるくらいの小さな町です。町のあちこちにある窯元や、資料館、お店などをのぞいてみると、有田焼の歴史に触れることができます。ここでは有田の町の見どころを紹介しましょう。


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有田館。陶器のカラクリ人形を見ることができます。(有田町)


(1) 陶山神社

 入口に立つ鳥居(門)や、狛犬(こまいぬ)までも陶器で作られている、いかにも有田らしい神社です。通常の鳥居や狛犬は石で作られているのですが、陶器製のものは日本ではここでしか見ることができないでしょう。訪れた人が買い求めるお守りも、ここでは陶器製。お土産にもとっても人気なんですよ。


(2) 有田陶磁美術館

 17世紀初めの磁器の創始期の製品から現代までの有田焼を展示しています。小さいながら数多くの名品を見ることができます。有名な「染付有田職人尽し絵図大皿」もここに所蔵されています。


(3) トンバイ塀

 トンバイというのは、登り窯を作るときに使った耐火レンガのこと。使わなくなったトンバイのかけらなどを集めて土で固めて作った塀をトンバイ塀といいます。コンクリートの塀が多い今でも、有田ではこのトンバイ塀をいろんな所で見ることができます。その塀や古い時代のものから、最近作られた新しいものまでいろいろ。時代が流れても、トンバイ塀は今でも有田の町に生きているのです。


(4) 赤絵座

 有田焼の皿に、自分だけの絵を描きたい…そんな時はここを訪ねてみてください。有田ならではの絵付け体験ができます。一度焼き上がった白磁の皿に、5色の絵の具を使って自由に自分で絵を描きます。これを赤絵座が焼き、完成品を自宅に郵送してくれます。


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赤絵座での絵付け体験の様子(有田町)