きゅうり+ハチミツ=メロン!
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味覚センサーの開発により、さまざまなことが判りました。たとえば、コーヒーは、豆の種類によって、酸味や苦味が異なっていることが明確に示されました。また、コーヒーに牛乳を入れると、うま味や塩味は変わらないものの、苦味が大きく減少し、味がまろやかになり、飲みやすくなるのです。
さらに、味の組み合わせで面白いことも判明しました。きゅうりにハチミツをつけてみてください。目をつぶって食べてみるとメロンの味がするはずです。味覚センサーで調べた結果、どちらも味の数値が似ています。ほかにも牛乳にお酢(す)を入れるとヨーグルト、トマトに砂糖をかけるとイチゴ、りんごと牛乳でブドウなど、たくさんの意外な組み合わせがわかりました。
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味覚センサーは、食品を開発するときにも用いられます。味の検査はこれまで人間が行ってきました。しかし、味覚センサーの登場で、より正確なデータで美味しさを確認できるようになりました。現在、多くの食品メーカーが味覚センサーを使用しています。
(2010年12月更新)