キッズ・ウェブ・ジャパン

Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > ハイテクジャパン > 歌って踊(おど)れるロボットが誕生(たんじょう) 2


ハイテクジャパン

歌って踊(おど)れる
ロボットが誕生(たんじょう)


パート2

だれでも簡単に動かすことができるソフトウェア

「コレオノイド」

未夢は「コレオノイド」というソフトウェアを使っています (C)産業技術総合研究所


 ロボットの知識がない人でも、ロボットを自在に動かせるように工夫する必要があります。未夢の動きを作るソフトウェアは「コレオノイド」と呼ばれ、その仕組みはCG(コンピュータ・グラフィック)を作るソフトウェアに似ています。ロボットの姿勢をいくつか入力すれば、その間の動きが滑らかになるようにソフトウエアが調整してくれるのです。ダンスでいえば、ポーズをいくつか入力すると未夢が人間のように滑(なめ)らかに踊り出します。未夢は先端技術が使われている未来型ロボットとはいえ、未夢にも限界はあります。未夢の足の大きさは人間の女性の平均と同じですから、無理な体勢を取ると倒(たお)れてしまいます。日本の技術はこの難点も克服(こくふく)しました。このソフトウェアには、倒れないように補正する機能がついています。


未夢

(C)産業技術総合研究所


 2010年、未夢は人間の踊り手と一緒(いっしょ)に、歌と踊りを披露(ひろう)しました。振(ふ)り付けをしたのは日本でも一流の振付師です。今後も、さまざまな分野の専門家との共同作業で未夢の世界が広がっていきます。


(2011年3月更新)