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ハイテクジャパン

障害者(しょうがいしゃ)の食事を助けるロボット


手が不自由だと食事をすることもむずかしい


Even eating can be difficult for people who don't have full use of their hands.

(C)SECOM CO., LTD.
・幅(はば)、奥行き(おくゆき)、高さ、ともに約30cmの大きさ。
・テーブルの上に置いて使います。

病気や事故などで手や腕を自由に動かすことができない人のために、日本のセコム株式会社が、食事支援(しょくじしえん)ロボットを開発しました。
リハビリの専門家と協力しつつ、11年もの年月をかけた末に、画期的(かっきてき)な食事支援ロボット、“マイスプーン”の製作に成功したのです。


食べたいものが自分で食べられる!


「マイスプーン」は、人間の腕(うで)や手の代わりになって食べ物を取ってくれるロボットです。操作用(そうさよう)の棒(ぼう)は、あごで簡単(かんたん)に操作することができるようになっていて、フォークとスプーンで好きな食べ物をつかんで口もとまで運んでくれます。動きはとてもスムーズで、卵焼きなどの小さな物や、豆腐(とうふ)のように柔らかな物もとることができます。


Now they can eat whatever they want without help!

(C)SECOM CO., LTD.
食べたい物に合わせてアーム部を移動させ、先端のフォークとスプーンで、
食べ物をはさむようにしてつかみます。



楽しく食事ができるように


Making mealtimes fun

(C)SECOM CO., LTD.

この画期的なロボット「マイスプーン」のおかげで、障害者は自分で好きな物を思いのままに食べることができ、また家族や友人とも一緒に快適(かいてき)な食事ができるようになりました。
「マイスプーン」は、技術力によって問題を解決(かいけつ)していこうとする日本人の熱意(ねつい)を示す最たる例の一つなのです。


(2009年10月更新)