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流行通信

遊びながら芸術を楽しむ
日本の子供たち


パート3

あそびじゅつ
あそびじゅつ
体感芸術の授業

 東京にある多摩美術大学(たまびじゅつだいがく)では、小学生向けの講座「あそびじゅつ」を開催(かいさい)しています。子どもたちは、ガラス、消しゴム、紐(ひも)などさまざまな素材について学び、実際に見て、触れ、感じながら、自分なりの作品をつくっていきます。たとえば、ガラスなら光をあてることでその表情を変えることを知り、実際にガラスに触れて、その手触(てざわ)りを体感します。最後にガラスと紙粘土(かみねんど)で自由にタワーなどをつくります。一度、体で芸術を感じた子供たちは、芸術作品や世界を見る目が変わってきます。五感を使って考えるようになります。そして「触れるとどんな感じがするのだろう?」とか「どんな匂(にお)いがするのだろう?」などと自分の周りにあるものを考えるようになり、自分の中にある感性や創造力がどんどん磨(みが)かれていくことで、芸術への扉(とびら)が開かれるようになるのです。


(2010年12月更新)