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流行通信

生態系をまるごと感じられる
日本の水族館


パート2

イルカ、ジュゴン、サンゴ礁(しょう)も

名古屋港水族館のイルカプール

名古屋港水族館のイルカプール (C)名古屋港水族館

ウミガメが産卵する人工砂浜

ウミガメが産卵する人工砂浜 (C)名古屋港水族館

鳥羽水族館にいるつがいのジュゴン。右がオスのじゅんいち。

鳥羽水族館にいるつがいのジュゴン。右がオスのじゅんいち。(C)鳥羽水族館

「コーラルリーフダイビング」はまるで海の中にいるよう

「コーラルリーフダイビング」はまるで海の中にいるよう (C)鳥羽水族館

 イルカのショーをたっぷりと楽しめるのが名古屋(なごや)にある名古屋港水族館です。日本近海に生息するバンドウイルカが泳ぐイルカプールには世界最大ののぞき窓がとりつけられています。水中部分も観察できるので、普段(ふだん)のイルカたちの様子が見学できます。また、絶滅(ぜつめつ)のおそれがあるウミガメを守ろうという取り組みもしています。人工砂浜(じんこうすなはま)を設けていて、毎年、メスのウミガメが卵を産んでいます。水族館では大きなドーナツ型の水槽とつながっていて、ウミガメの泳ぎをみることができます。


 名古屋から近い、三重県にある鳥羽(とば)水族館では人魚伝説(にんぎょでんせつ)のモデルになったと言われる哺乳類(ほにゅうるい)ジュゴンに出会えます。オスとメスのつがいで飼育しています。オスの「じゅんいち」は飼育の世界記録を更新(こうしん)しています。また、サンゴ礁を再現し、そこに棲(す)む色あざやかな魚たちをじっくりと観察できる「コーラルリーフ・ダイビング」も人気。天井(てんじょう)、正面、左右がすべて水槽になっているので、まるで水中にいるような感覚を体験できます。