
「賢くなるパズル たし算上級」宮本哲也・著(学研)より(C)Tetsuya Miyamoto/Gakken
数字は世界の共通語。世界中で親しまれている日本生まれの算数パズル「数独」に続いて、数字の力を試す新たな算数パズルも続々登場しています。算数や数学の勉強がきらいな子は多いようですが、これなら楽しみながら勉強ができ、算数が好きになってしまうかもしれません。


「賢くなるパズル」足し算の上級と解答
「賢くなるパズル たし算上級」宮本哲也・著(学研)より(C)Tetsuya Miyamoto/Gakken
最近、一番ホットなのは「賢(かしこ)くなるパズル」(海外では「KenKen」として知られています)。計算力のアップだけでなく、入学試験にも有効とされて人気です。シリーズは、日本国内で100万部以上を売り上げました(DS版をふくむ)。海外には2007年に初めて紹介(しょうかい)され、すぐに人気になりました。ドイツ、フランス、チェコなどでほん訳出版されました。それからすぐに、米国、イギリスなどでも英語版が出版されました。09年秋には中国でも買えるようになるそうです。インターネットを通じて遊べるほか、米国やスペイン、デンマークなどでは新聞にのっています。

(C)Tetsuya Miyamoto/Gakken
遊び方は簡単で、縦、横同じ数の正方形のマス目に数字を入れていくだけ。でも、よく見てみると、実線でブロックに区切られ、一部のマス目のすみに小さな数字が記されています。ブロックの中をうめた数字の足し算やかけ算などの答えがこの数にならなければなりません。そして、一列で、一つの数は一回しか使えません。
たとえば、たし算のパズルでは、3マスの正方形の、一列に、1から3までのどれかが入ります。イラストは、パズルの途(と)中ですが、どうしてこのように数字が入っているか分かるでしょうか?たし算の上級になると、マスに入れる数が増え、計算も複雑になるので、難しくなっていきます。