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子どもクラブ

十日町小学校


十日町小学校について

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校庭裏の丘は小さなスキー場のよう。元気に遊ぶ子供たちの声がこだまします。


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雪の多い十日町。市内の道路は水が出る消雪パイプが設置されています。


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1クラスは平均30人程度。教室の中はとても賑やかです。

 新潟県南部に横たわる1700メートル級の山脈と、日本一長い河川として知られる信濃川。ふたつの大きな自然に挟まれた小さな盆地に十日町市があります。約4万5千人の住民が暮らすこの街の最大の特徴は、日本有数の豪雪地帯であるということ。12月から3月までの間、十日町市全体が2、3メートルの積雪に覆われます。


 厳冬の2月に、十日町市立十日町小学校を訪ねてみました。駅やショッピングセンターがある中心市街地を抜け、15分ほど歩くと、小高い丘の上に目指す学校が見えてきます。しかし3階建ての校舎の下半分は雪の下。校庭は一面の白い雪に覆われ、まるで小さなスキー場のようです。校舎に入り、1階の窓から外を眺めても、景色を見ることはできません。高く積もった雪が窓全体を覆い隠しているのです。


 1年生から6年生まで各学年約70人、合計413人が通学するこの学校は1872年に創立されました。その長い歴史の中で校舎は2回ほど建て替えられ、現在の鉄筋校舎は1962年竣工。雪国の学校といっても、窓やドアなどの設備は他の学校と何も変わりません。教室内には石油ストーブが1、2台ありますが、暖房のない廊下に立つと息が白く見えます。しかしたいていの寒さには慣れっこになっている小学生たち。教室内で過ごすときはセーターやトレーナーといったごく身軽な服装で、「学校は寒いよ」「街の自慢は雪が降るところ」などと笑って答えてくれました。


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クロスカントリースキーが盛んな十日町小学校。生徒は各自のスキー板や靴を持っています。

雪遊び