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子どもクラブ

和太鼓


篠崎起希(しのざきたつき)くん

起希くん

 下館駅から歩いて15分。約500年前にこの街の領主だった水谷家の住居、下館城跡の近くに「江戸っ子寿司」という寿司屋があります。ここが「下館若囃太鼓会」のメンバーで小学2年生の篠崎起希くんの実家です。


 1年前、小学校のクラスメイトの誘いで「若囃太鼓会」に入会した起希くん。稽古を始めたばかりの頃は、ばちを握る両手の親指と人差し指にタコができて、


「最初はちょっと痛かった。でももう治ったよ」


と笑います。最初は簡単な曲から覚え、今では人前でも堂々と演奏するほどの太鼓打ちになりました。


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職人顔負けの握り方です。


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忙しい小学生です。

 「若囃太鼓会の子どもを見ていると、あそこまで力強くたたくので、うちの子どもができるようになるか不安だったんです。でも飲み込みが早くて」


とお母さんの久美子さん。「ひとりっ子だから、いろんな場所で大勢の人に揉まれて欲しい」というお母さんの希望もあり、起希くんは学校以外にも、毎日、様々な習い事をしています。学習塾、サッカーと極真空手をそれぞれ週2回、太鼓の稽古も含めると、お休みの日は週1日しかないほどの多忙な毎日です。


 特に忙しい木曜日は、放課後、3時から4時までサッカーの練習をしたあと、5時から6時まで学習塾へ行き、7時から9時までは太鼓の練習。その合間に簡単な夕食を済ませ、お布団に入るのは夜10時過ぎという、小学生とも思えないほどのハードスケジュールなのです。


「でもね、太鼓の練習は大好き。ストレス解消になる」


と起希くんはニコニコしながら話してくれました。


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親子三世代なかよし家族です。

 彼の将来の夢は実家のお寿司屋さんを継ぐこと。6歳頃から寿司職人のおじいさんに握り寿司や巻きずしの作り方を教えてもらい、今は自分1人でにぎることも出来ます。


「大きくなったら寿司屋さんになって、太鼓の先生になって、サッカーのコーチもやる!」


と宣言する起希くんは、どこまでも元気いっぱいです。