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大沼若松剣道道場の先生、福島幸一郎さんは、福島輝幸くんのお父さんです。
大沼若松剣道会は1980年に、地域の子どもたちが健全に成長するようにと願った大場廣治(こうじ)さん(故人)が開設し、初代会長になりました。現在の福島幸一郎会長(6段)は第3代目になります。稽古を行う場所は、地元の相模原市立大沼小学校の体育館。ここが毎週火曜日と土曜日の午後6時30分から8時まで、剣道道場に「早変わり」するわけです。中学生以上の大人たちはそのあと午後9時30分ころまで稽古をします。
指導をしてくれるのは、福島先生をはじめとして6段から3段までの腕前を持つ8人の指導者です。なかの1人は女性で、剣道は4段ですが他に茶道の先生としても活躍しています。最年長は82歳の北村武夫先生(5段)です。59歳で剣道を始められた北村さんは、この5月に京都で6段に昇段する審査を受けるといってがんばってみえます。
稽古にも熱が入ります。
みんなが見ている中での月例会の試合。緊張します。
道場生たちはこの道場で週2回、そして相模原市の体育館で週1回の稽古をしています。道場生たちにとっていちばん大きな試合は、毎年7月の終わりに開かれる中学校体育連盟の試合(県大会)です。これに出場するためには6月の予選大会で難関を突破しなければなりません。
道場生たちの剣道会の稽古でいちばん大きなイベントは、毎年夏休みが始まった8月の初めに3日間行われる夏期合宿です。隣の山梨県との境をなす丹沢山地のふもとにある伊勢原市の旅館に泊まり込み、近くの体育館を借りて行っています。去年は大人も含めて40人ほどが参加しました。「最初のころは朝5時30分に起きて座禅をしたり、午前中の長い稽古が大変でしたが、今はもう慣れてきたからあまりつらくありません」と剣道歴5年、小学校6年生の野澤友里香さんは言っています。