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子どもクラブ

剣道(けんどう)


剣道の歴史

剣道-武士のたしなみ

 剣道はフェンシングとよく似ています。2人の対戦者が鎧に似た防具を頭、胸、腕に着け、竹刀と呼ばれる竹の剣を使って行います。現代の剣道は、日本刀で敵と戦う剣術を源流としています。


 この剣術の由来については、今から1000年以上も前に中国から伝わったとする説と、日本独自の操刀術が発展したものとする説があります。古くから武士は剣術の訓練に励みましたが、やがて剣術の訓練は道徳や仏教、とくに禅を学ぶことに役立つとされ、剣道の訓練だけでなく、精神的な鍛練も求められるようになっていきました。そして18世紀末になると防具や練習のための竹刀が導入され、今のような形式になったのです。現在では心身を鍛えるスポーツとして、学校の授業でも盛んに行われています。


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大沼若松剣道道場のある相模大野駅

 剣道は国際的にもよく知られたスポーツで、3年に1度世界剣道選手権大会も行われています。2000年の世界剣道選手権大会では、日本以外に韓国、オーストラリア、オランダやロシアなど41か国が参加しました。


 ここでご紹介する大沼若松剣道会のある神奈川県相模原市は、東京から西に約40キロメートル離れたところにある町です。剣道に限らず、スポーツがたいへん盛んなところです。