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川本望くん
川本望くんの家は、お父さん、お母さん、父方のおじいさん、おばあさん、おじいさんのお姉さん、中学校1年生と小学校4年生のお兄さん二人に、幼稚園の妹と合わせて9人の大家族です。お父さんは建築の会社、お母さんは化粧品店を自営しています。家に帰るとお父さんの会社で働くお兄さんやお客さんたちもいるので、いつも大勢の中でにぎやかに暮らしています。
望くんは大家族
お兄さんとキャッチボール
小学校2年生の望くんは神楽を始めて2年目。母方のおじいさんがやはり神楽をやっていました。おじいさんにはたくさんの孫がいましたが、望くんのお母さんに「孫が一人でもいいから神楽をやってくれないかなあ」と言って亡くなったそうです。そのうち、まず中学生のお兄さんができたばかりの本郷子ども神楽団で神楽を始めました。望くんはまだ小さかったので入団できませんでしたが、そんな望くんのために家のおばあさん二人が古い着物を仕立て直して神楽の衣装や小物を作ってくれました。親せきのみんながお兄さんや望くんに神楽をしてほしいと願っていたのです。望くんは神楽のビデオを見ながら、いつもその衣装や小物で遊んできました。そして小学校に上がると同時に晴れて子ども神楽団に入ることができました。
団のみんなからは「のんちゃん」と呼ばれて女の子にまちがわれることもありますが、実はわんぱくな望くん。地元のソフトボールチームにも入っています。家の前でキャッチボール、なわとび、とじっとしていることがほとんどありません。週2回の神楽の練習にはキックボードで通っています。
おばあさん手作りの神楽の衣装
団のみんなからは「のんちゃん」と呼ばれて女の子にまちがわれることもありますが、実はわんぱくな望くん。地元のソフトボールチームにも入っています。家の前でキャッチボール、なわとび、とじっとしていることがほとんどありません。週2回の神楽の練習にはキックボードで通っています。
神楽を始めて1年ははやし方で小太鼓と鉦(かね)をけいこして、2年目からは舞い方で神の役をもらいました。長い踊りでしたが、「ソフトボール、ゲームより神楽が好き」という望くんだけあって、1カ月の夜の練習だけで全部覚えてしまったそうです。
「神楽をやっていると出演であちこちに行けるし、風船や下じきなどをもらったりするのもうれしい」。これからやってみたいことをたずねると「動きが一番はででかっこいい鬼(おに)の役をやりたい」と、元気な声が返ってきました。