Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 子どもクラブ > 有田焼 > 山口くんの家族紹介
ここが山口くんの家
山口くんの家は、多々良焼という陶器を作る「宸山窯(しんざんかま)」という窯元。陶器を焼くアトリエであり、工場ともいえるのが窯元で、お父さんの忠俊さんと、お母さんの七重さんは毎日ここで焼き物を作っています。お父さんは、宸山窯の四代目。宸山窯は古唐津焼という陶器の窯元です。「今は窯元の後を継ぐ子どもは減っているんですよ。窯業大学校でも窯元の子は3人くらい。あとは普通の家の子ばかりです」と話すお父さんは、博嗣くんが跡を継いでくれると知ったとき、とても嬉しかったそうです。窯業大学校を卒業した山口くんは、家の窯元でお手伝い中。いま、修行に出る窯元を探している最中です。
お父さんは4代目。お母さんは演劇が趣味です。
お父さんの作品がずらりと並んだ部屋。家族そろって。
「まずは外に出て修行をしないとダメ。先生について勉強するとおのずと姿勢が違ってくるでしょ。挨拶ひとつとっても家にいると甘えてしまうので、ダメなんです」とお母さん。山口くんは備前焼の窯元に修行に行きたいと考えています。
そんな山口くんには二人のお姉さんがいます。一番上のお姉さん・真由さんは市役所で働いていますが、「焼き物は全然していません」。二番目のお姉さん・奈那さんはいまニューヨークでデザインを勉強中です。