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ハイテクジャパン

進化する高機能シューズ


パート1

目的別に開発される運動シューズ

「BC WALKER SHAPE」

高くしたつま先が足に負荷をかけ、ソールの縦のラインが姿勢を良くしてくれる、大人向けのウォーキング・シューズ「BC WALKER SHAPE」(協力=(株)アシックス)

 世界の靴メーカーが、一般の人にむけた多機能シューズを作るようになったのは、30年ほど前からです。日本でも、安定感や、履きごこち、柔軟性、クッション性、防水性やむれにくさ、耐久性などについて工夫されたさまざまな高機能シューズが、新しい素材を使いながら作られてきました。とくにスポーツシューズでは近年、それぞれのスポーツに合う特別な機能をそなえたシューズが売り出されています。


ウォーキングやランニングは、大人の間でもブームになっている

ウォーキングやランニングは、大人の間でもブームになっている(©AFLO)

 愛好者が多いランニングやウォーキング(歩行運動)用は、新機能を備えたシューズが豊富です。ランニング用は、ランナーの経験や目的に合わせて、細かく種類が分かれています。初心者用には、地面に足が着く時には衝撃をやわらげ、蹴り出す時には反発力を発揮する、しっかりとした靴底をもったものが開発されています。また、ベテランには、長い距離を走っても疲れない、軽さや履きごこちを重視したものなどがあります。ウォーキングでは、ダイエット効果を目指して体にきつい運動をさせるため、内側の靴底に上りの傾斜をつけ常に坂道を歩いているような運動量を求めることができたり、ソールに縦のラインを入れて姿勢をよく保てたりする機能を持ったものがあります。さらには、つま先に段差をつけて足の指を使うことで足をきたえるものなども登場しています。


 最近では、このような大人向けばかりでなく、子ども用の高機能シューズも増えています。「速く走りたい」「サッカーが上手になりたい」「思いっきりダンスを楽しみたい」など、さまざまな運動の分野で日本の子どもたちの願いをかなえるため、各靴メーカーが競って新商品の開発を行っています。