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世界最速の500系は先頭部分を鋭くとがらせ、空気抵抗をより少なくしてあります。(JR西日本)
コンパクトにおさまった500系のトイレ(JR西日本)
これまでの鉄道技術の集大成である700系(JR東海)
700系は揺れが小さく車内環境は快適です。(JR東海)
車両の改良も進んでいます。開業時のひかり、こだまの「0系」の後、85年には東海道で初の2階建て車両や個室を備えた「100系」が投入されました。92年にはボディにアルミ合金を使用して軽量化、最高営業速度270キロを実現した「300系」が登場し、「のぞみ」に採用されました。のぞみは東京-新大阪間を2時間30分で走ります。さらに97年には線路条件の良い山陽新幹線で、先頭の「鼻」の部分が15メートルという長さで、最高営業速度300キロの「500系」が運転を始めました。そして、これら新型車両の技術を集大成し、270キロ以上の高速と快適な乗り心地を実現したのが99年から走っている最新型の「700系」です。
新幹線の成功は海外の鉄道にも影響を与えました。フランスでは81年に、当時の新幹線を超える営業速度270キロを実現したTGVが開業。さらにドイツのICE、イタリアのETR500など、300キロ近い高速で運転する高速列車が出て来ました。アジア各国においても新幹線を建設する構想があり、日本の技術を活かせると期待されています。すでに着工が決まっている台湾の新幹線計画には、日本方式が全面的に採用されています。