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(京都府立海洋センター)
この大きな海藻はホンダワラ(学名:sargassum fulvellum)という種類で、0.3ミリの種(幼はい)は1年ほどで成長します。陸上で種から若草(幼体)に育ったあと、ロープにつけて、海中で成長させます。
ブイで浮かす方法
浅い場所で栽培する方法
海藻が成長するためには日光や栄養が必要です。日光に当たるように海藻を水深2〜3メートルまでブイで浮(う)かす方法や、浅い場所で栽培(さいばい)する方法などが考えられています。海藻が栄養を取りすぎてしまうと、魚のための栄養がなくなってしまうので、海の環境を考えて、ふさわしい育成場所を検討します。
乾燥(かんそう) 醗酵(はっこう)
海藻は燃料としても利用されます。そのためには、乾燥(かんそう)させ、醗酵(はっこう)させて、理科の授業で使うような液体の「エタノール」を抽出(ちゅうしゅつ)します。
海藻から燃料を作るために、あらゆる事を検討しています。成長した海藻を刈(か)り取るシステム、エタノール製造工場建設の場所選び、海藻にふくまれる90%の水分を除去する技術開発などです。この計画は、「アポロ&ポセイドン構想2025」と呼ばれています。