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ハイテクジャパン

缶コーヒー・缶入り緑茶


広がるホットなドリンク

 こうして苦労の末に生まれた缶コーヒーと缶入り緑茶は今、日本のどこの町にも置いてある自動販売機で買うことができます。


 夏には冷たい飲み物ばかりだった自動販売機も、冬には販売機の中で温められ、いつでも、どこでも温かい飲み物が飲めるようになりました。このホット対応の自動販売機は73年に飲料メーカー「ポッカコーポレーション」(本社・名古屋市)が世界で初めて開発したとされています。


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ホット用ペットボトル入り緑茶(伊藤園)

 そして、ホットな発明はその後も続きます。


 温められた缶は、中の飲料がちょうどいい温度でも、手で持つには熱すぎることがあります。またペットボトルの方が持ち歩くのに便利ですが、ペットボトルはわずかながら酸素を通し、ホットにすると変質が早くなってしまうという問題点がありました。


 伊藤園は2000年、酸素を通しにくいホット用のペットボトル製品も新開発。ホットドリンクの世界にまた新たな広がりが生まれました。