Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 日本探索 > 自然 > 豪雪や台風
冬になると、日本海に面した本州の一部は豪雪に見舞われます。この地方の家屋は、屋根に積もった雪の重みで家がつぶれないように、特別に太い柱を使っています。雪が突然すべりおちてこないように、屋根に雪止めをつけているところもあります。農村部では、軒を長くして、家の前の道に雪が積もらないようにする伝統的な光景がまだ見られますが、都市部ではアーケードが使われるようになりました。
昔は、大きなストーブのまわりに座って暖をとったり、床にすえつけられたいろりに炭を入れ、その上からふとんと台をかぶせたこたつに入ったりしていました。今では、ガス、石油、電気による暖房を使っています。昔は、豪雪で冬の間に家から出られなくなったときに、かんじきなどの特殊な履物をはいて自分の足で歩くしかありませんでした。しかし今では、消雪パイプから散布される水で雪をとかした、雪のない道路が増えました。除雪車などの除雪装置も活用し、道路や線路を自動車や列車が通れるようにします(特に雪が多い場合は除雪に時間がかかることもあります)。
夏や秋には台風が日本を襲います。日本の最も南にある沖縄が、最も多く台風に見舞われます。沖縄の人たちは、石垣を築いたり、防風林を植えたりして、台風の被害を最小限に食い止めようとします。しっくいも用いて屋根がわらをしっかりぬりかためています。
写真提供: 新潟県、朝日小学生新聞沖縄県