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日本探索

自然と気候


Q. 日本で地震が多いのはどうしてですか?


2011年3月の東日本大震災直後の様子

2011年3月の東日本大震災直後の様子

A.

地球の表面近くには、「テクトニックプレート」」という厚さ約70キロメートルの巨大な十数枚の岩盤があります。このプレートは毎年数センチメートル(1~2インチ)動き、地表にゆがみが生まれます。このゆがみが大きくなると、それを直そうとする力が働き、プレートが突然動きます。地震はこの動きで発生する振動によって起きます。


地震は2つ以上のプレートがぶつかるところで最も頻繁に起きます。日本で地震が多いのは、国土の表面の下に集まるプレートの数が多いからです。


1995年の阪神淡路大震災と2011年の東日本大震災ではたくさんの生命と財産が失われました。将来発生するかもしれない地震の被害をへらすため、科学者たちは、地震の発生をもっと正確に予知できるようにしたり、地震に耐えられる建物を建築できる方法を研究したりしています。


たくさんの地方自治体が防災対策を整備しています。太平洋に面している地域は、近い将来大地震が起きるかもしれない地域のひとつと考えられています。交通の規制、銀行やデパートの閉鎖、住民の避難など、大きな地震が起きたときに実施する対策を定めた防災計画を用意しています。


東京都は、指定「警戒区域」にある建物の安全性を定期的に点検しています。


学校や職場では、年に数回避難訓練が行われます。飲料水や乾燥食品など、緊急事に絶対必要な品物を入れた避難袋を用意している家庭もあります。


写真提供: アフロ