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日本探索

歴史


Q. 日本は第二次世界大戦後、どのように経済を復興したのでしょうか?


高速道路網が1960年代と1970年代に国中に建設されました。
高速道路網が1960年代と1970年代に国中に建設されました。

A.

1945年に第二次世界大戦が終結すると、日本は民主的な平和国家として、経済の立て直しを目指しました。高度な教育と豊富な労働力を背景に、電力や鉄鋼などの主要産業に資本と資源を集中することで、日本は戦争の荒廃からみごとに立ち直り、1950年代から1960年代にかけて工業化が進みました。


1960年代の半ばから1970年代にかけて続いた高度経済成長の時代は、大量消費社会の始まりでもありました。技術革新が製造施設の拡大に拍車をかけ、テレビ、冷蔵庫、自動車などの耐久消費財が飛ぶように売れました。


経済の成長速度は、1970年代の二度のオイルショック後に明らかに鈍りました。日本のビジネスは原油価格の高騰で大きな打撃を受けましたが、エネルギー効率の高い製品や製造プロセスの開発につながりました。


日本の産業構造は、従来の「重工業」中心からハイテク産業や電子産業に変化してきました。その結果、日本製品は手頃な価格で高品質、省エネであるとして、世界中で人気を獲得しました。


1980年代の半ばから始まった円高によって、日本は再び世界経済市場の中心に踊り出ましたが、1990年代の初めになると、それまでうなぎ上りだった土地価格と株価が突然下落し、景気が後退しました。


写真提供: 東日本高速道路株式会社