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経済と産業


Q. 新幹線のスピードはどのくらいですか?どんなところを走っていますか?


北陸新幹線は最高時速260キロ(162マイル)で走行します。
北陸新幹線は最高時速260キロ(162マイル)で走行します。
©Bullet-train.jp

A.

新幹線は通常の運行で最高時速320キロ(約200マイル)までスピードアップできます。近い将来、この速度を時速360キロ(約224マイル)までさらに引き上げる予定です。新幹線が開業したのは、東京オリンピックが開催された1964年です。東京~大阪間(名古屋を経由)515キロ(320マイル)を運行しました。1975年には九州の福岡まで行けるようになり、距離は2倍以上の1,069キロ(663マイル)になりました。2016年には、南は九州の鹿児島、北は北海道まで行けるようになりました。


The Tohoku Shinkansen, which connects Tokyo and Shin-Aomori, runs through the Tohoku region in about three hours.
東京と新青森を結ぶ東北新幹線は約3時間で走行します。
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1982年に大宮~盛岡間が開通した東北新幹線は、その後順次延伸されて、2010年には東京~新青森までがつながりました。また、2016年には北海道新幹線と海底トンネルでつながって、東京から北海道の函館まで約825キロ(約512マイル)を新幹線で移動できるようになりました。北海道新幹線は函館からさらに北へと延伸されて、札幌までの区間(約210キロ/130マイル)が2030年に開通する予定です。


太平洋側に位置する東京から日本海側の都市へも新幹線の整備がすすめられました。秋田や山形、新潟の他、2015年には北陸新幹線が全線開通して、東京~金沢(約450キロ/280マイル)を約2時間半で移動できるようになりました。


2004年3月には、九州新幹線が鹿児島中央駅~新八代駅間の127.6キロ(79マイル)で運行を開始しました。この路線は2011年3月に新八代から博多まで延び、山陽新幹線に直接乗り換えができるようになりました。


新幹線のおかげで、たくさんの乗客が長い距離を高速で移動できるようになりました。仕事で使うだけでなく、観光にも重要な役割を果たしています。


最近では、通勤に新幹線を利用する人が増えています。この要求に応えるため、「二階建て」車両が導入されています。


新幹線が採用している高度な技術によって、快適で安全な旅を続けることができます。列車のスピードと間隔を自動的に集中して管理するシステムを採用し、緊急事態には停止または徐行できるようになっています。2012年に登場した新型のN700Aには、自動運転メカニズムと新しいタイプのブレーキが組み込まれています。


東海道山陽新幹線の車両は、速度順に「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」に分けられます。 東北山形新幹線の色とロゴは2014年に新しくなりました。
東海道山陽新幹線の車両は、速度順に「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」に分けられます。
©Bullet-train.jp
東北山形新幹線の色とロゴは2014年に新しくなりました。
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