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流行通信

アニメテーマパークは子どもたちの夢の場所


パート1

キャラクターに会える

 アニメや漫画の人気キャラクターに会いたいー。そう思ってもなかなかできるものではありません。日本では、そんな夢をかなえてくれるアニメのテーマパークが各地にあります。そこでは、大好きなキャラクターのことをもっと知ったり、大きなスクリーンで作品を楽しんだりできます。そんなテーマパークに出掛ける子どもたちはみな、ウキウキ、ドキドキ。旅行のルートの一つに選ぶ家族も多く、日本では新しいアニメの楽しみ方として定着しています。


ドラえもんと遊ぶ

ドラえもんに会える「藤子・F・不二雄ミュージアム」

ドラえもんに会える「藤子・F・不二雄ミュージアム」。
藤子・F・不二雄さんが長年暮らした神奈川県川崎市にある。正面の大窓はドラえもん第1話のマンガのコマ割りと同じデザイン

 日本の国民的人気アニメの一つといえば「ドラえもん」です。多くの国でも放送されていて、知っている外国の人もいるかもしれません。神奈川県川崎市には、そのドラえもんの作者の記念館「藤子・F・不二雄ミュージアム」があります。


未来から来たネコ型ロボット「ドラえもん」。いろいろな道具でのび太を助ける

未来から来たネコ型ロボット「ドラえもん」。いろいろな道具でのび太を助ける(©Fujiko-Pro)


 ドラえもんは未来から来たネコ型ロボットで、アニメはのび太という小学生と一緒に生活する日常をテーマにしています。身長129・3㌢のドラえもんは、通るだけでどこでも好きな場所へ行けるドア、頭に付ければ自由に空を飛べるプロペラなど「あったらいいな」と思うさまざまな秘密の道具を持っています。その道具で何でも解決してくれるため、多くの日本人は子どものころ、一度は「どこかにドラえもんいないかな?」と思ったものです。


 しかし、このアニメの面白さはそれだけではありません。のび太はいつも困難に直面してドラえもんに助けてもらいますが、秘密道具を使った結果、余計に面倒なことになり、最後は自分でやらなければいけないということに気づきます。のび太は何をやってもダメな子どもなのですが、人間の強さと優しさを持った少年で、ドラえもんとの日常生活を通じて教えてくれる友情の大切さなどストーリーの奥深さが海外でも人気となっています。


庭にあるドラえもんやドアのオブジェは絶好の写真撮影スポット

庭にあるドラえもんやドアのオブジェは絶好の写真撮影スポット

3階のカフェではオリジナルメニューが味わえる。写真はドラえもんが描かれたドリア

3階のカフェではオリジナルメニューが味わえる。写真はドラえもんが描かれたドリア

 ミュージアムには、約5万枚もの原画のほか、藤子・F・不二雄さんが実際に使っていた机や資料などが展示されていて、どんな発想で漫画を描いたのか学ぶこともできます。ドラえもんと一緒に写真を撮りたい思う子どもは、ミュージアムの屋上の庭にまっしぐら。そこにはドラえもんが待っていて、横に並べばのび太のような気分で写真を撮れます。3階にあるミュージアムカフェでは、ドラえもんが描かれたドリアなどのオリジナルメニューがあり、食べてしまうのがもったいないぐらいです。