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流行通信

星の世界を楽しめる
日本のプラネタリウム


パート1

世界最大数の星を映し出す

スーパーメガスターII

スーパーメガスターII (C)大平技研

 日本にはドーム直径15mを超(こ)える大型プラネタリウムが100以上あります。これは世界1位の数字です。世界全体の3分の1を占(し)めています。日本の子どもたちにとってプラネタリウムは、学校の授業で行ったり、家族で出かけるほどとても身近な存在なのです。近年、プラネタリウムの人気が高まり、最新鋭(さいしんえい)の機器を投入したプラネタリウムが続々登場して、ますます見に行く人が増えています。


 日本のプラネタリウムの特徴(とくちょう)のひとつが、映し出せる星が多いことです。プラネタリウム科学者の大平貴之(おおひらたかゆき)さんが開発した「メガスターII」は最も進化した投影機(とうえいき)の一つです。12.5等星までの暗さの約500万個の星を再現できるので、かすかに光っている星まで見えます。今までのプラネタリウムが映し出した星の数の100倍以上、映し出す星の等星も2倍近くになりました。「スーパーメガスターII」では2200万個に増えました。星空には目に見えない星もたくさんあり、それを表現することで、奥行きのある宇宙空間を再現できます。神奈川県(かながわけん)にある神奈川工科大学厚木市子ども科学館では、そうした星の世界を双眼鏡で楽しめます。


プラネタリウム

富士川楽座内でのプラネタリウム上映(C)大平技研