
ザリガニ魔人と沼エビの魔女
(c) 2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会
ママが死んだことも知らず、同じ絵本を毎日楽しそうに読んでいるパコを見て、大貫はパコのことがかわいそうになりました。そして人生で初めて涙をぼろぼろとこぼしたのです。「この子の心にいたい」と思った大貫は、パコになにかしてあげられないかと必死に考えました。そして病院で毎年開かれる夏のクリスマスイベントで「ガマ王子対ザリガニ魔人」の劇をやることを思いつきます。

(c) 2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会
病院のみんなは、これまで散々、わがままを言ってきた大貫の言うことを聞こうとはしません。しかし大貫はみんなに頭を下げて、ついにお芝居(しばい)をやることに成功します。ガマ王子と母親のガマ姫(ひめ)、家来のアメンボにミズスマシ君、沼(ぬま)エビの魔女にザリガニ魔人などがコンピュータ・グラフィックスで登場し、まるで絵本の世界が本物になったよう!

(c) 2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会
台湾(たいわん)でも公開の予定もあり、パコの素敵な物語が世界へ広がっていきそうです。
(2008年12月更新)