ハイテク家電や免税店にシフトする電気街
平日でも、1日に数万人単位の客が来店するヨドバシカメラ。しかし従来の電気街も手をこまねいてはいなかった。同じ家電でも、販売する際に専門知識を必要とするハイテク家電を主に取り扱うようにしたり、外国人観光客向けの免税店を今まで以上に充実させたりして、“元祖”電気街の地位を守るべく努力している。
日本の消費税5%分は確実に安くなる免税店は、駅前の西側を中心に現在20店舗ほど。英語・中国語・韓国語はもちろん、スペイン語・ポルトガル語・フランス語などを話せる店員もいて、外国からの旅行者に製品の詳しい説明をしてくれる。ちなみに、総合家電店「ラオックス デューティフリーアキハバラ」によれば、売れ筋は「少し前なら、デジタルカメラやビデオカメラ、時計。現在は、化粧品や、(アジアで一般的な長粒米を炊くための)炊飯器」だとか。