ストーブ列車 津軽鉄道

本州最北の青森県津軽地方を走る津軽鉄道は、津軽五所川原駅から津軽中里駅までの20.7q。この地方の冬は寒さ厳しく積雪も多い。猛烈な風とともに襲ってくる地吹雪は「下からも雪が降る」といわれるほどだ。

12月から3月まで、一面が雪で真っ白になった津軽平野をひた走るのが「ストーブ列車」だ。1948年製という壁も床も木製の車両に、石炭ストーブが置かれている。ストーブは暖をとるだけでなく、乗客たちはその上でスルメイカや餅を焼いて食べることができる。懐かしい日本の姿に出会える、身も心も温まる旅ができそうだ。

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