笑顔と、まごころで接する心と

三越日本橋本店サービスアテンダント 清水 里江子さん

創業1673年。三越は、330年を超える歴史をもつ老舗デパートだ。

「創業者の三井高利が残した、お客さまを第一に考える“まごころの精神”が、今も当社の哲学になっているんです」と、日本橋本店サービスアテンダントの清水里江子さんは言う。

サービスアテンダントとは、三越の新しいもてなしの形である。

「受付やエレベーターのご案内係のように一定の場所にいてお客さまと対応するのではなく、店内をまわりながら、お客さまのご要望に応えたり、ご案内をするのが仕事です」

ときに、売り場まで案内し、大きな荷物を玄関まで運ぶ手伝いもしたりする。そのために実際に店内の様子や商品の状態を見る機会も多く、そのときに気づいたことなどを受付やエレベーター係の同僚に伝えるなどして、互いの情報交換も欠かさない。店内に関するどんな質問にも答えられるようにする配慮だ。

「お客さまに気軽にお声をかけていただくためにも、私たちは、まずなにより笑顔を、そしてまごころで接する心を大切にしているんです」

それが普段からの心構えである。

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