『ロボコンマガジン』編集部
すでに200以上のチームが出場するようになった「ロボワン」をはじめ、相手ロボットを土俵の外に押し出す「全国ロボット相撲大会」、ロボットのサッカー大会「ロボカップ」など、今やさまざまなロボットの競技大会がさかんに開かれている。
「予選まで含めると、年間150から200回くらい競技会が行われていると思います」
そう話すのは、ロボットの総合情報誌『ロボコンマガジン』の編集長だ。同誌は、1998年12月の創刊以来、自作ロボットのノウハウやロボットコンテストの開催情報などを掲載し続けてきた。特にここ数年、編集長自身、ロボットを自作する人の層が広がっている、と実感していると言う。
「読者からのハガキを読んでいると、60歳を超えた人から小学生まで実に幅広いんです。小学生のハガキに『プログラミングを勉強したいので、C言語を学びたいです』なんていうのもありました」
こうした裾野の広がりについて、ロボットキットの登場とロボットコンテストの活発化をあげるが、競技会を見続けてきた編集長は、「まだまだ製作者自身が楽しんでいる感じの大会が多いですね。見る人も楽しめる大会が増えれば、もっとロボットファンが増えると思います」と答えてくれた。