青い海に向かってそそり立つ、白い奇岩。大きいものになると海面からの高さが80mにもなる岩には、如来の首、観音岩、地蔵岩など仏の名前がついている。青森県・下北半島の西側に3kmにわたって続く海岸線は、その名も仏ヶ浦。その姿は、津軽海峡の荒波が彫りあげた仏像といえなくもない
(写真=渡部まなぶ)
日本人の春の大イベントは、なんといっても花見。東京でも指折りの桜の名所、井の頭公園は、池の水面にせり出すようにして咲く600本の桜が見事だ。こぎ出したボートから花を楽しむ人たち、飲んで食べて騒ぐ人たち。花に酔った人たちの声が聞こえてきそうだ
(写真=豊高隆三)