小さな小山が点々とする水田地帯は、200年前までは島々を浮かべる入り江だった。 1804年に秋田県南西部を襲った大地震で、一夜にして土地が隆起してしまったのだ。300年ほど前に東北地方を旅した有名な俳人、松尾芭蕉は、美しい緑の島々と海の青さを紀行文に残している
(写真=渡部まなぶ)