里山の再生を目指して、まず米づくり
プロジェクト米
 かつて、里の集落から海上の森にかけては、美しい棚田が続いていた。ここ20〜30年の間に、多くは休耕田になり、いつしか葦や雑草が生い茂り、まるで原野のようになっていた。
 そんな休耕田を復元して、無農薬で米づくりを始めたのが「プロジェクト米」である。2003年は、約3aの田を起こし、古代米数kgと約1俵(60kg)ほどのもち米を収穫した。今年はさらに、約4aの田を復元し、稲を植えた。やがては里山の雑木林にも手を入れていきたいと考えている。
「昔から伝えられてきた自然との関わりを大事にしよう。そうすれば自然も豊かになるし、人間も自然から力をもらって元気になる。そのことを頭ではなく、実際に泥んこになって確かめたいんです」
 と、代表の冬木裕さんは言う。
 日本の原風景でもある里山を再生させることで、自然の多様性を保つ知恵を学ぼうと、万博では、米づくりの様子を会場のモニターを使い生中継する予定である。

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