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温度差15℃で可能な次世代発電
海洋温度差発電
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海洋温度差発電は、表層と深層の海水の温度差を利用して電気を起こそうというもの。沸点の低いアンモニアを表層の海水で温めて蒸発させ、その蒸気でタービンを回す。その後、冷たい深層水で蒸気を冷やし、元のアンモニアに戻す。これを繰り返すのだ。
1994年、長く研究を続けてきた佐賀大学の上原春男教授(当時)が効率的な熱交換器を考案し、「ウエハラサイクル」として完成させた。「これは夢のシステムだと思っているんです」。そう語るのは、ウエハラサイクルに魅せられ、実際に海洋温度差発電の建設事業に取り組んでいる(株)ゼネシスの社長・里見公直さん。
「温度差が15℃あれば発電できます。さらに、この装置では海水を瞬時に蒸発させて真水も作れます。水不足に悩む地域に電気と水を供給できるわけです。その水から燃料電池に必要な水素を作ることもできるんです」
発電には海水だけではなく、温泉や工場の温廃水なども使える。
すでにインドや中東、パラオなどで事業計画が進められているという。
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