日本は世界一の太陽電池生産国
 地球にさんさんと降り注ぐ太陽エネルギー。それは熱と光のエネルギーである。太陽光発電は、光がシリコン半導体などに当たると電気が発生することを利用し、太陽の光エネルギーを直接電気に変える発電の方法だ。
 初めてシリコン半導体を使った太陽電池が、アメリカのベル研究所で開発されたのは、1954年。まだ電気変換率は数%に満たないものだった。70年代に入り、変換率15%の太陽電池が登場すると、実用化が進められるようになった。いまでは20%に近いものが開発されている。
 地表を直射する太陽光のエネルギー量は、1uあたり1kWになるといわれている。変換率20%の太陽電池なら、1uで200Wの発電ができるわけだ。電気変換率が上がれば、それだけ場所を取らず、発電のコストも小さくなっていく。
 2002年の全世界での太陽電池の生産量はおよそ52万kW(生産量は発電能力で示す)。このうち日本の生産量は48.9%にあたる25.5万kWを占める。日本は世界一の太陽電池生産国なのだ。それは、日本の半導体技術への信頼と同時に、より高い変換率へ、より薄い太陽電池へと、新製品の開発を進めてきた各企業の努力の結果なのである。

close