ラジオ会館だけではない。この傾向は、現在の秋葉原に広がりつつある。一般に流通していないマンガの同人誌やゲームソフトを扱う書店、ゲームやアニメのキャラクターのフィギュアを扱う店、果てはそのキャラクターに扮する(コスチューム・プレイ)ための衣装を えた店など、きわめて趣味性の高い商品を える店が増えているのだ。一説には、パソコン愛好家がそれらを好むともいわれるが、秋葉原には、電気部品、パソコン、ホビー関連のいずれにしろ、時代時代のニーズに応えるべく、最先端の製品が集められてきたといえる。
 時代につれて主力商品は変化してきたが、現在の秋葉原は、家電からアニメ関連商品までが、同時に存在する混沌とした街である。今、秋葉原駅北側の広大な土地は再開発が進められ、新しい産業の発展と人材育成を目的として設立されるITセンターが建設中だ。2006年(予定)の完成で、秋葉原はどう変わっていくのか。今後とも目の離せない街である。

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