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発展する日本アニメの発信地として
東京都杉並区 |
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5兆円規模ともいわれる日本のアニメーション産業。440社ほどある制作会社の約8割が東京に集中している。なかでも西部の杉並区にはアニメ黎明期からの制作会社が多く、隣の練馬区と合わせると、日本のアニメ制作会社の半数を超えるという。
2000年、杉並区は「アニメは区の地場産業」という発想に立ち、アニメ産業を支援するために、制作会社と協力して「アニメの杜すぎなみ構想」を立ち上げた。年に1回の「アニメーション・フェスティバル」の開催や、区内の小・中学生の制作会社の見学などを通じて、区民がアニメ産業に親しめるように努力している。
また人材育成にも積極的に取り組み始め、2002年には、塾生が制作会社で半年間の研修を行える「アニメ匠塾」を発足させた。このほか、2003年7月には、区内の制作会社が共同で、「杉並ブランド」として作った初のオリジナル・アニメ映画『サヨナラ、みどりが池』が完成した。
同時に、アニメーションを基幹産業として、さらには文化としても育成するために、資料の収集から研究、人材育成なども行う「アニメーションアーカイブ」の設置を政府に訴え、区内への施設誘致を進めている。杉並区は、アニメ産業の発信地として、新たに生まれ変わりつつある。
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