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江戸の識字率は世界最高水準
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| 19世紀初め、武士階級は、ほぼ100%の識字率を誇っていた。それとは別に、江戸の町には、庶民の子弟のための私的な教育機関である「寺子屋」が1500ほどもあったといわれている。7、8歳くらいになると、町の子どもたちのほとんどが近所の寺子屋に入学した。授業の開始は午前8時で、お昼は家に食べに帰り、そして午後2時まで授業が続いた。ふつう5年間くらい通い、読み書き、そろばんを学んだ。そのため庶民の識字率も男女ともに80から90%に達していたといわれている。当時、江戸の識字率は、世界でも最高水準の高さだったのだ。 |
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