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木こり
国土の約67%が森林の日本では、昔から林業が盛んだった。温暖湿潤な気候は、木の生育に適しており、国内にはスギやヒノキ、ケヤキなど、良質な木材の産地が多い。そのため日本では、住居や身の回りの品に多くの木材が利用されてきた。さらに第2次世界大戦後になると、建材用の植林が大いに進み、現在、林業の多くは人工造林で営まれている。
群馬県吾妻東部森林組合には、現在34名の木こりが所属する。約4万4000haの森林を管理し、約85%がスギだ。かつては手斧やノコギリで木を切り、人間がソリで運搬していたが、20年ほど前から機械化が進み、作業効率は格段に上がった。しかし、未だ人間の技術が必要な作業もある。例えば、正確な位置に木を倒すには、最低10年ほどの経験が必要で、熟練者ともなると、木1本分の隙間に倒すことができるという。
1970年代の高度経済成長以降、海外からの木材輸入が増え、国産木材の需要は年々減っている。専業の従事者も減少傾向にあり、現在、日本の林業は厳しい状況が続いている。
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