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今、日本の雑誌、テレビ、広告、映画の世界だけでなく、アメリカの映画界にも活躍の場を広げて話題を呼んでいるのが女優の小雪さん(26歳)。彼女は、ハリウッドの人気俳優トム・クルーズが製作・主演し、2004年1月に公開予定の映画「ラスト・サムライ」のヒロインの座を射止めたのだ。
「この映画は、ハリウッドの大作映画としては、珍しく日本が舞台です。しかも時代設定が明治維新後の1870年代ですし、私は武士の妻を演じますので、日本人の一人として責任を感じています。着物も着ないといけませんし、その当時の日本人女性の動きも表現しないとなりません。ですから、今は所作の練習をしたりとけっこう大変なんですよ」
海外での仕事は「貴重な経験だし名誉なこと」だと小雪さんは言う。「仕事は一つひとつ大切にやっていきたいです。でもハリウッドで有名になりたいとか大スターになりたいとか、そういう興味や夢はないんです」
そもそも小雪さんが芸能界に入ったのは、高校時代に仲のいい友達に誘われて、雑誌の読者モデルに応募したのがきっかけだという。「ですから、本当は特にモデルになりたいわけではなかったんです。それで、高校を卒業した後、看護学校に通いながらモデルの仕事をしていました。でも、学校とモデルの両立は難しいと思い、結局、モデルの仕事に専念することにしました。体力的にもきつくなったことと、看護婦の仕事は人の命をあずかる仕事ですから、やはり中途半端で無責任な姿勢はよくないと思ったんです」
19歳でプロのモデルになった小雪さんは、以来、雑誌の表紙を飾ったり、ファッションショーや広告に出たりと顔が売れ始め、2年目にはテレビドラマで役者デビューを果たした。「初めて演じたのは、実はモデルの役だったんですよ。でも最初の頃は思ったように芝居のできない自分に腹が立ちました。現在はモデルよりも役者の仕事が増えましたが、とにかく今ある役を一生懸命にやるだけです。でも時間があれば、楽器とかダンスとか乗馬とか、そういう習い事をしてみたい。今は仕事が忙しくて、いろんなものを吸収する暇がありませんから。自分を客観的に見つめられる時間がほしいですね」
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