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地域冷暖房設備と通信ケーブル施設
電気、ガス、水道、電話の配線や配管が無数に張り巡らされている地下。国土の狭い日本では、地下の有効利用は広がるばかりだ。
首都圏を中心にガスを送る東京ガスでは、地下の配管を利用し、地域全体に冷暖房を供給する。たとえば新宿副都心のオフィス街。直径約4mの地下トンネル内に、長さ約2kmの配管が運ぶ蒸気や冷水が、各ビルの室内温度を調整する。熱源設備が一カ所なので、排熱利用ができ、集中管理もできるなど効率がよい。
一方、通信分野でも、地下利用が広がっている。日本最大の電話会社、NTT東日本と西日本では、通信ケーブルを収容する地下トンネルのような施設をもつ。その長さは全国で641km。地下10m前後に埋まっている。内部は、光ファイバーをはじめ、ケーブルが壁伝いにびっしりと置かれ、人一人が通れるほどの空間が残されているだけだ。光ファイバーは、通信の基幹道路の役割を担っているため、安全な地下に設置されているのだ。
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