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テーマパーク職員
奈良亜希子さん 秋田県鹿角市にある日本を代表する銅山の一つ、尾去沢鉱山が閉山したのは1978年のこと。総延長800qに及ぶ跡地に生まれたテーマパーク「マインランド尾去沢」には、日本一の規模を誇るシューティング・ゲーム施設がある。走行距離800m、坑道を宇宙空間に見立て、電動のカートに乗って、エイリアンをレーザー銃でしとめる、1周20分の「シューティング・アドベンチャー」だ。
「点数を競うゲームなので、熱くなり何回も挑戦する人もいます」。この施設を経営する尾去沢観光の奈良亜希子さんは、そう言って笑う。
奈良さんは短大卒業後、この会社に就職した。祖父が尾去沢鉱山で働いていたことが動機のひとつだった。
「父も隣の鉱山にいたし、私も鉱山に関わる仕事がしたいと思って……。親子3代で鉱山勤務です」
ここには、坑道の一部をそのまま利用した鉱山博物館「鉱山歴史の坑道」もある。奈良さんは、お客さんに、必ずそちらも見るように勧める。それは、彼女が、坑道を地元の文化遺産だと考えているからだ。
http://www.ink.or.jp/~mineland(日本語版のみ)
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