「注文」の多い喫茶店
東京・銀座に隣接する有楽町の「紅鹿」は、1957年創業の喫茶店。大都市の中心地という場所柄、ビジネスマンや買い物客のほか、観劇帰りの人びとなどで夜遅くまで込み合う。この店のメニューを見ると、その種類の多さに驚かされる。コーヒーはもちろん、紅茶、ジュース類、パフェ、トースト、サンドイッチ、ケーキ、軽食など、その数はなんと174品。それでもなお、常に新しい商品を考えているという。今では日本の喫茶店で一般的になった「ピザトースト」を生み出したのもこの店だ。

close