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2002年は日本にとって、ワールドカップが開催される歴史的な年。代表チームは、数々の国際試合を通して急速に力をつけているが、その中心選手の一人として実力を高く評価されているのが稲本潤一さん(21歳)。1997年、日本のプロサッカー、Jリーグのガンバ大阪から、当時の最年少記録である17歳6カ月でデビューを果たし、早くからその才能を認められてきた。現在では攻守の要を担うミッドフィルダーとして、ガンバ大阪や代表チームにとって、必要不可欠な存在となっている。
「全体のバランスを重視して動くこのポジションは、自分にとても合っていると思う。もし僕がワールドカップに出場できるのなら、やはり守備と攻撃の起点となるミッドフィルダーとして出場したいです。また世界的に見ても日本の力は上がってきていると思いますが、まだトップレベルとの実力差は否めない。とにかくスピードが違う。パスのスピード、走るスピード、判断するスピードなど、すべてが違うのです。これはサッカーの環境や歴史の差で、簡単には埋まらないと思います」
稲本さんは4歳のときに両親のすすめでサッカーを始めた。中学のときには地元のプロサッカークラブであるガンバ大阪ジュニアユースに入団。以後、日本ユース代表を皮切りに、2000年のシドニー・オリンピックやアジアカップなど、世界の大舞台での活躍が目覚ましく、周囲から注目される選手となった。そして2001年7月には、英国・プレミアリーグの名門チーム、アーセナルに移籍、イタリア・セリエAの中田英寿選手と同様、世界レベルでの活躍が大いに期待されている。
「2001年に入り、スペインやフランスといったトップチームと対戦して、大きな刺激を受けました。彼らはチームとしても個人としても、自信を持ってプレーしている。そのレベルに達するためには日々の練習しかない。とにかく自分を追い込んでやっていくだけです。2002年のワールドカップはおそらく一生に一度しかない日本開催だと思うし、ぜひグラウンドに立ちたいです。僕も結果を出せるように頑張りますので、ファンの皆さんも、応援に来てください」
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