日本の名城
日本の城は、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた16世紀後半から 17世紀前半にかけて、最も発達した。そして、日本全国にいかめしく、美しい多くの城が残された。 その中から、特色ある代表的な名城を紹介しよう。(※5頁の地図を参照)
文●坂上恭子 写真●JTBフォト
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西日本最大の都市・大阪にそびえる大坂城天守閣
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大阪城(大阪府)
戦乱の時代を統一した豊臣秀吉が、その拠点として1585年に築いた。築城には1日2〜3万人が動員され、 2年をかけて築かれた巨大な城。本丸、二の丸、三の丸の石垣の長さは12kmにも及ぶ。また、本丸の石垣の一部には、蛸石と呼ばれる高さ5.8m、 幅14mの巨大な石も使われていた。1615年、豊臣氏が滅ぶとともに大坂城も焼失。その後、再建されたが、1665年に天守閣を焼失し、1868年には城の建物の大半を焼失した。現在の天守閣は、1931年に大阪市により、建てられた鉄筋コンクリート建築。
※「大坂」「大坂城」は歴史的記述では「坂」の字を用いるが、現在では「大阪」「大阪城」と表記される
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大坂城内最大の巨石である桜門の蛸石。岡山の池田藩が犬島から運んだとされる(写真=小林正典)
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