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子どもクラブ

白川中学校


学校紹介

白川郷地図

 白川郷は、周囲を2000メートル級の高山に囲まれた白川村という小さな山村です。庄川沿いの小さな平地に、約600人ほどの人が暮らしています。冬は雪が多い場所として有名で毎年約2メートルの積雪があります。


 白川中学校は1947年に開校し、1976年に現在の校舎が建てられました。1992年に近くの平瀬中学校と合併し、生徒の一部はスクールバスで学校に通っています。現在は全校生徒52人、1学年1クラス。


白川中学校外観

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写真提供:白川中学校


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トヨタ白川郷自然学校

1年生は、今年、総合学習の時間を利用して、白川村にある天然の森について調べました。「トヨタ白川郷自然学校」(体験プログラムを通して地域の自然や文化を紹介する施設)で、森に暮らすリス、カモシカ、クマなどの動物たちについて学んだ他、普段入ることの少ない森の中へでかけました。樹齢約100年のブナの木に触り、森の樹木や生き物の気配を身近に感じながら、たくさんの発見をしました。


 白川中学の生徒は1993年から毎年、英語研修のためにオーストラリアへでかけています。今年は5/31~6/9までの10日間、シドニーやケアンズに滞在。ホームステイを体験したり、アウターリーフなどオーストラリアの美しい自然を楽しみました。現地で毎日英語を使うことで、生徒たちの語学力も伸び、短期間で大きな成果があったといいます。生徒のひとりは「山に囲まれた白川村とは違って、海が近いし空気が違う。英語も話せて楽しかったです」と感想を話してくれました。


 地域の文化を学び、体験するため、1987年から毎年秋に全校生徒が茅刈りの体験をしています。草刈り鎌を使って丁寧に刈り取った茅は1年間乾燥させ、白川郷の合掌造りの屋根の葺き替えに使われています。


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写真提供:白川中学校

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写真提供:白川中学校