日本の子どもが大好きなカレーの成分からプラスチックが作られたよ!
(左)クルクミン
(右)カレー製プラスチック
カレーの主な材料ターメリックにふくまれるクルクミンという黄色い色素が材料です。
![道具](images/001.jpg)
道具
プラスチックを作る様子
プラスチックの作り方:
- 溶剤(ようざい)にクルクミンの粉をとかして、水を加えます。
- よくふり混ぜて、水の層を取りのぞきます。
- 残ったプラスチック溶液(ようえき)を、プラスチックがとけにくい溶剤に注ぎこんで、プラスチックを沈殿(ちんでん)させます。
- 上ずみを取りのぞいて、プラスチックを作ります。
カレー製プラスチックの特徴(とくちょう)
- 微生物(びせいぶつ)によって分解されるので、不要になったら自然に返せます。
- 紫外線(しがいせん)を当てると分解されます。
- 植物原料からできているので、燃やしても二酸化炭素の増加に影響(えいきょう)しません(カーボン・ニュートラルという特性)。
カレー製プラスチックは・・・
液晶組織
銅と結びつけると液晶(えきしょう)組織になることが分かりました。
この研究は、名古屋大学の松見紀佳(まつみ のりよし)准教授が中心となって研究しています。
写真提供 名古屋大学 松見紀佳准教授
(2008年10月更新)