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ハイテクジャパン

家庭で楽しむ3D


テレビとブルーレイ・ディスクレコーダーで家庭が3Dシアターに


3D Entertainment at Home

©Panasonic Corporation

2010年4月23日に日本で発売されるフルハイビジョン3D対応のプラズマテレビ「ビエラVT2」シリーズとブルーレイ・ディスクプレーヤー「ディーガDMR-BWT」シリーズです。

映像が飛び出して見える3D(三次元)を家庭でも楽しめる製品が注目されています。日本のメーカーは各社それぞれの技術を駆使(くし)して各種製品の開発に取り組んでいます。
映画『アバター』の制作現場において自社のAV機器で撮影協力(さつえいきょうりょく)を行ったパナソニックでは、2010年3月に3D対応のプラズマテレビをアメリカで発売し、4月には日本でも発売する予定です。同社の3D再生技術は左眼、右眼と交互に再生される映像を専用シャッターメガネで見る仕組みで、左右の眼が見る像の違いによる奥行き感を脳が認識(にんしき)し、3D映像が楽しめるのです。パナソニックの3D対応製品ではテレビと同時にブルーレイ・ディスクレコーダーも発売され、家庭で手軽に3D映像を楽しむことができるようになると早くも話題を呼んでいます。


3D Entertainment at Home

©Panasonic Corporation

交互に再生される左眼と右眼の映像と同期して、専用メガネの左右のシャッターを交互に開閉することで、臨場感(りんじょうかん)のある3D映像を実現する仕組みです。



テレビだけでなく、パソコンやゲーム機も3D対応に


3D Entertainment at Home

©Sony Corporation

家庭で様々な3Dが楽しめる時代が、すぐそこに近づいています。
※イメージ図です。


ソニーは2010年6月に3D対応の液晶(えきしょう)テレビ、3D<ブラビア>を発売する予定です。また、3D対応のブルーレイ・ディスクプレーヤーやレコーダーを2010年夏から秋の間に、パソコンの「VAIO」やデジタルスチルカメラも2010年中に商品化する予定です。さらに、「プレイステーション3」本体はファームウェア・アップデートをすることで3D立体視ゲームに対応することを予定しており、圧倒的な臨場感でゲームを楽しむことができるようになります。
ソニーはソニーピクチャーズによる3D映画の制作だけでなく、様々な業務用機器ビジネスをしていることから、3Dコンテンツの制作から撮影、編集にまで総括的(そうかつてき)に携(たずさ)わってきています。その経験と技術を余すところなく製品づくりや3Dコンテンツづくりに活かしており、映画『アバター』の撮影にはソニー製のカメラが使われました。



3Dのデジタルカメラはすでに大反響(だいはんきょう)


3D Entertainment at Home

©富士フイルム株式会社

3D映像を誰でも簡単に撮影することができるデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」です。

3D Entertainment at Home

©富士フイルム株式会社

このような立体感のある映像が、簡単に撮影できます!

すでに発売され、消費者やマスメディアからの反響を呼んでいるのが、世界初の3D対応デジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」です。富士フイルムが開発したもので、3D映像の原理はパナソニックやソニーと同じく左右の眼で見る像の違いを利用していますが、撮影時や映像を見る際に専用メガネを使う必要がありません。カメラに左右に2つのレンズを並べたことと2つのCCDを搭載(とうさい)したことにより、シャッターを押すだけで3D映像が撮影できます。「FinePix REAL 3D W1」は発売後1~2ヶ月は目標の3倍の台数を売り上げ、消費者の反響が大きいことを示しています。


撮影した映像は、専用の3Dビューアー「FinePix REAL 3D V1」で再生することができるほか、オンライン注文で3Dプリントにすることもできます。


3D Entertainment at Home

©富士フイルム株式会社

撮影した映像は、専用の3Dビューアー「FinePix REAL 3D V1」で再生することができるほか、オンライン注文で3Dプリントにすることもできます。




(2010年3月更新)